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2012年11月3日土曜日

「C'Space 2012」結果報告

宇宙システム研究室 修士1年の加藤です.
大変遅くなりましたが,8月25日(土)~9/1日(土)にかけて
フランスで行われたロケット打ち上げ競技会「C’Space 2012」における
Kyutech Space Club の打上げ結果についてご報告いたします.




8月30日 フランス ボルドー近郊のBiscarosseにあるミサイル実験場にて,
打ち上げは無事に成功しました!









GPS・高度・速度・加速度・姿勢・制御量等の各種データを見事取得し,
今回新たに採用した回収システムも予定していたタイムシーケンス通り
動作してパラフォイルを完全に開傘させることが出来ています.



しかし,パラフォイル開傘後に機体がスパイラル飛行に陥り,
誘導制御を確認することなく着地する形となりました.



機体に搭載したカメラおよび制御量のデータより,
制御用のラインを引いて制御を行おうとしていることは確認できています.
今回のフライトの最大の原因として,制御量を過大に設定していたこと,
制御則に機体の姿勢データを使用していないことなどが考えられます.
詳細については現在も検証中です.



機体は一部損傷した箇所がありますが,ほぼ完全な形で回収しました.
下記のリンクより打ち上げ時の動画を再生することができます.
http://www.youtube.com/watch?v=qvaYRVYquZU




ミッションである自律誘導制御を成功させることは出来ませんでしたが,
予定していたデータをほぼ完全に取得することが出来ました.
今後は得られたデータを学術的に発表して役立てていくと同時に
スパイラル飛行の原因を追究し,次に繋げたいです.


今回無事に打ち上げが成功したのは,支えてくださった皆様のおかげです.
多くのご声援,本当にありがとうございました!!


2012年7月14日土曜日

宇宙シス研の記録 7/9~7/13

宇宙システム研究室 修士1年の加藤です.
今回は今週のシス研の様子をいろいろと紹介しようと思います.

こちらは,AIM2012(2012 IEEE/ASME International Conference on Advanced Intelligent Mechatronics)に向けて,博士後期課程の宮本さんが発表練習をしている様子.
国際学会なので発表は全て英語です.台湾で行われます.

学会の様子については,宮本さんが帰ってきてから報告します.
無事に終了したようで,今頃は台湾を満喫しているのではないでしょうか?


次に,修士2年の石橋さんの研究の様子.
九工大の敷地内にてGPSデータを取得中.
左が石橋さん.小川がちょっかいを出しています.
研究内容は「INS-GPS-ADS複合航法と飛行実証による性能評価」
宮本さんと同様,有翼ロケット"WIRES"に関する研究です.



7/12は修士1年の水本君の誕生日でした.
みずもっちゃん,おめでと~!
誕生日プレゼント一覧
チョコレートケーキ
大量のお菓子
大量のうまい棒
大量のグラニュー糖
お祝いの気持ち(プライスレス)

つぎのターゲットはだれ?


こちらはフランスロケットのたわみ試験の様子.
フランスロケットの製作状況についてはまた後日詳しく報告します.
平松が貫録を見せつける.
まだまだ多くの試験が待っています.



こちらは有翼ロケット"WIRES"に搭載する「引張用ロードセル」の較正試験.
これでパラシュートの開傘荷重を測定します.
良好な結果が得られました




このように,宇宙システム研究室は濃い日々を送っているのでした.



2012年5月29日火曜日

フランスロケット技術審査

宇宙システム研究室 修士1年 加藤です.
今回は"C'Space 2012"に向けて現在製作しているフランスロケットの話題です.

「C'Space」とは,
 フランスの国立宇宙研究センター "CNES" と惑星科学協会 "Planet Sciences"
 が共催のロケット打上げ競技会のことで,50年近い歴史があります.
 この競技会は,"新技術への挑戦" を主な目的とし,自作のロケット
 による独自のミッションを行ないます.フランスの大学やアマチュア
 チームを中心に諸外国からも含めて毎年20チーム近くが参加します.




5/29にロケットの技術審査が行われました.
シス研OBの方には懐かしい行事ではないでしょうか.
今回はフランス惑星協会の技術コンサルタントであるJérôme Hamm氏に
安全面や技術的問題が無いか判断していただきました.


ロケットの概要ですが,
今年も自律誘導制御を用いたパラフォイルによる機体の回収を目指します.
今まで問題となっていたパラフォイルラインの絡まりを解消するため,
新たな回収システムを搭載します.このあたりについてはまた後日説明ということで.


今年のロケット"Kyutech-12"の外観.
愛称は「NINJA la dernière」
フランス語で「最後のNINJA」という意味
松本さんがロゴを作ってくれました.
めっちゃカッコイイですよね!!

今年のロケット製作メインメンバーたち.緊張してます.

Jérôme Hamm氏.日本語がかなり上手でびっくり.
「日本の学生が英語喋れないから,日本語勉強しました」
とのこと.…申し訳ありません!m(__)m
無事に終わって記念撮影.
ASAKメンバーも見学に来てくれました.
夜は小倉でドンチャン騒ぎ
学部生は酒豪揃い
Jérôme氏がフランスからお土産を持ってきてくれました.
プレッツェルというお菓子.
クセになる美味しさでした.ありがとー!
この日の飲み会はホントに楽しかったです!
みなさんおつかれさまでした.
これから打ち上げに向けて頑張っていきましょう.


本研究室から毎年参加してきた "C'Space" ですが,
その他のプロジェクトの関係で,今年が最後の参加になる予定です.
今まで先輩方が積み上げてきた知識や経験の集大成となるようなロケットを製作すべく,研究室一同精一杯頑張りますので,応援よろしくお願いします!


2012年5月22日火曜日

「SAKURA」展示

宇宙システム研究室 修士1年 加藤です.
今回はフランスロケットの話題を少し.

本研究室の宇宙クラブ "Kyutech Space Club" はフランスにて毎年
開催されているロケット打上げ競技会「C'Space」に参加しています.


「C'Space」とは,
 フランスの国立宇宙研究センター "CNES" と惑星科学協会 "Planet Sciences"
 が共催のロケット打上げ競技会のことで,50年近い歴史があります.
 この競技会は,"新技術への挑戦" を主な目的とし,自作のロケット
 による独自のミッションを行ないます.フランスの大学やアマチュア
 チームを中心に諸外国からも含めて毎年20チーム近くが参加します.


現在も 8/25~9/1に行われる "C'Space 2012" に向けてロケットを製作中です.
そちらの製作状況は後日報告するとして,今回は別の話題です.



6/1に行われるマレーシアの "MJIIT"(日本外務省とマレーシア政府主導で作られた大学)の開校式に,日本の大学を代表するモノとして,本研究室で製作されたロケット「SAKURA」を展示することになりました.

SAKURA は 音速を超えることを目標としたロケットです.
"C'Space 2010" では実際に音速を超える飛行を行い,参加した20チームの中で
最高位の表彰であるCNES技術賞を受賞しました.


SAKURAを製作した先輩方




ということで,
5/22にSAKURAに相応しい展示用スタンドを新たに製作しました.


久しぶりにSAKURAを分解します
我らがドクター宮本さんは,SAKURA製作の主要メンバーの1人.
ノリノリですね.
展示スタンド完成♪ 機体と一緒にマレーシアへ...

展示の様子ですが,
多くのマレーシアの方がSAKURAと記念写真を撮っていたそうです.
ナジブ首相や鳩山元首相も立ち寄っていたそうですよ.

展示の様子.SAKURAはマレーシアでも人気!