宇宙システム研究室のB4忽那(くつな)です.
今日は,先々週(9/25~9/28)の4日間,童夢カーボンマジックさんへ行ってきたのでその報告をしたいと思います.
派遣されたメンバーはこちらの5人です.
シス研 M1平松さん,B4高橋,B4忽那
ASAK B1塚本,B1飛山
童夢の正面玄関
実に幻想的です!
ところで,何をしに行ってたのかと言いますと・・・
どーーーーーん!!
そう,WIRES#014の2号機を作りに行っていたのです!
こちらの写真は
童夢カーボンマジックの製造部のアシスタントマネージャーである間宮さんから,
完成したということで送っていただいた写真です.
どうです?とっても綺麗にできているでしょう??
ではこのWIRES#014ができるまでの(涙ぐましい努力の)過程をご覧ください(笑)
まずは,上型と下型にプリプレグの積層です.
積層は,さすがプロと言わんばかりの美しい方法で行います.
三次元の型から作られた2次元の型紙を基に,プリプレグが予めカットしてあります.
私たち5人はWIRES#014の作成を担当してくださった的場さんの指示に従い,
パズルをするように積層していきました.
平松さんの表情は真剣そのものです.
1年生2人も初めての積層とは思えない働きぶりでした!
積層が終わると,一体成型のために,上型と下型を合体させます.
この方が,的場さんです.
本当にいろいろと教えていただきました!!!
アシスタントマネージャーの間宮さんです.
常に笑顔で職場の雰囲気を和ませてくれます!
塚本君は決して遊んでいるわけでも,
休憩しているわけでもありませんよ!!
真空引きしているところです.
この後,いよいよオートクレーブの中に入っていきます!
WIRE#014がそのまま,といいますか下の定盤ごと入っていきます.
オートクレーブがいかに大きいかが分かります.
It's huge !!
後は,焼き終わるのを待つだけです!
と・こ・ろ・が・・・
オートクレーブに入って30分くらいたったころでしょうか.
なんとバッグが破けてしまいました.
これには一同ショックを隠し切れません.
ダメになってしまった下型くん...
しかーし,そんな事を言っている暇はありません!!
積層し直しです.
とはいっても,一度やったことですから,シス研の3人で2時間ほどで積層できました.
その間,1年生の2人はフィンの積層を頑張ってくれました.
隙間が狭いので,バックするのも大変そうです.
そして,なんとか最終日の朝にもう一度オートクレーブへ入れることができました.
今度は無事,破けることなく130℃まで耐えてくれました!!
オートクレーブの中で2日間ほど炉冷する必要があるため,
離型して仕上がりを生で確認することはできませんでしたが,
一番最初に載せた写真の通り,立派に黒光りしています!
このWIRE#014は今週名古屋で開催される国際航空宇宙展で展示される予定です.
米本先生とM1の戸高さんが誰よりも先に,生で見ることになります.
羨ましいです!!
最後に,オートクレーブの前で的場さんと一緒に記念撮影をしました.
(修学旅行かよっ!という突っ込みが聞こえてきた事は内緒です)
左から
飛山,塚本,平松さん,的場さん,忽那,高橋
今回,童夢カーボンマジックさんには本当にお世話になりました.
間宮さんと的場さんをはじめ,多くの社員の方に本当に親切にしていただきました.
また,的確で素晴らしいプロの知恵と技の度に,驚きを隠しきれませんでした.
参加した5名は今回の遠征でまた一歩成長できたと思います.
これからも,宇宙システム研究室をどうぞよろしくお願い致します.
こんばんわ。
返信削除童夢カーボンマジックの的場です。
先日は遠い所をお越しいただき、ありがとうございました。
まず!
みんなと一緒に脱型までできなかった事、本当に申し訳ありませんでした。
やっぱり、自分達で作ったロケットをちゃんと見せてあげたかった。。。
それができなかったのは、自分の力不足と反省しています。
みなさんと一緒に作業した4日間は私にとっても、すごく勉強になりましたし、刺激ももらいました。
何より、バッグの方法をみんなで悩んで考えて考えて、何度も試行錯誤して導き出せた事が一番印象に残っています。
今回の経験が、みなさんのスキルアップに少しでもお役に立てたのであれば、うれしく思います。
またこのような機会があればいいですね。
こちらこそ、楽しい時間をありがとうございました!
童夢カーボンマジック
的場由紀子