2012年11月28日水曜日

宇宙科学技術連合講演会

宇宙システム研究室 修士1年の平田です。

11月20~22日に宇宙科学技術連合講演会が開催され、
シス研からは米本教授、助教の松本さん、技術職員の村上さん、D1の佐々木さん、
M2の杉井さん、M1の齋藤、戸髙、平松、僕 が参加しました。

今回の会場は別府国際コンベンションセンター(ビーコンプラザ)で行われました。
別府といえば温泉ですよね!
I.C.を降りると硫黄のいい香りが(笑)

トップバッターはM1 平松!!

技術職員 村上さん!!

発表前、余裕なオーラを放つD1佐々木さん

かたや、準備に余念がないM2杉井さん

緊張気味のM1齋藤!!

平田、戸髙の写真が…無いだと(泣)


.今回の学会は、無事終えることができました。
これからも研究頑張るぞ!!

こんなシス研ですが、これからも応援よろしくお願いします。

2012年11月26日月曜日

APISAT 2012

宇宙システム研究室 修士1年の加藤です.

11月13日~14日,僕と助教の松本さんとD1佐々木の3人で
APISAT 2012という国際学会に参加してきました.


APISAT(Asia-Pacific International Symposium on Aerospace Technology)
は今年,韓国の済州島で開催されました.
済州島は韓国のハワイと呼ばれていて,韓国唯一のミカンの産地だそうです.
by Wikipedia

韓国語ワカラナイネ
松本さんの発表
「Current Status of Experimental Winged Rocket Development:
 Recovery System Verification and Gliding Flight Simulation」
Mr.chairman:「じゃあ,そこの君!」
佐々木君,発表直前で緊張してる?
佐々木君の発表
「Multi-objective Optimization of Airfoil of Mars Exploration Aircraft
using Evolutionary Algorithm 」
加藤の発表
「Development and Flight Test of a Small Rocket that Glides Using Parafoil」

焼肉ウマイヨ!

英語の発表で緊張しましたが,なんとか無事に終えることができました.
またおいしいものを食べに,韓国に行きたいですねぇ.

それでは.


2012年11月16日金曜日

新しいメンバーと研究室にご訪問頂いた方々のご紹介

宇宙システム研究室 修士2年の小林です。
 11より宇宙システム研究室に新しいメンバーが加わりましたので紹介します!
 
まず一人目は、Sylvain Besson(シルバン ベッソン)さんです。(From フランス)

ベッソンさん(右)と齋藤君(左)

OBの方も彼に見覚えがあるのではないでしょうか!?
彼は、毎年フランスで開催されているC'Spaceにスタッフとして参加しています。
http://weekly-space-systems-lab.blogspot.jp/2012/11/cspace-2012.html

来年(2013年)の3月まで、次期有翼ロケット実験機「WIRES#015」の機体設計を担当してくれます。

そして今年も意欲のある3年生が、早期配属として宇宙システム研究室に加わってくれました。
市毛君、古賀君、坂東君、西野君の4名です!!

市毛君(右)と宮本さん(左)
 
 ラグビー部の古賀君
 
天体観測の好きな板東君
 
歓迎会後の集合写真 (西野君は欠席でした。)

新しいメンバーのみなさん、よろしくお願いします。

最後に、本研究室にご訪問頂いた方々をご紹介致します。

11月15日(木)
 経済産業省 経済産業政策局 小野 参事官
 経済産業省 九州経済産業局 柳島 課長補佐

 
11月16日(金)
 全国地域技術センター連絡協議会 20名

 
皆様、ご訪問いただきありがとうございました。

2012年11月13日火曜日

第三回地上燃焼試験実施!

宇宙システム研究室 博士1年の伊多倉です.

先日,有翼ロケットプロジェクトにおいて大きな大きな進展があったので報告させて頂きます.

私たちは今年の2月と4月の2度にわたりWIRESにCAMUIエンジンを搭載した状態での地上燃焼試験を行ってきました.
地上燃焼試験はロケットを固定したままエンジンを燃焼させて,エンジン性能の評価や搭載する機器への影響などを試験することを目的としています.
これまでの2度の試験はいずれも試験目的を達成できない重大な不具合が発生してしまい,失敗に終わっていました...


左図が2月実施第一回目の様子です.燃料を供給するシステムに不具合があり弱々しい燃焼となりました.右図は4月実施の第二回目の様子です.非常系と呼ばれる緊急時の飛行中断装置が勝手に動き出して,燃焼をストップさせたのち,遠くに飛んでいくのを防ぐためのパラシュートが放出された様子です.この2回の試験はいずれもWIRESの後端部が燃えてしまうという悲しい結果に終わりました.

しかし,こっからがシス研の意地の見せ所です!
2度目の失敗の原因はノイズという目に見えない魔物を相手にしていたため,原因究明に半年を費やす厳しい戦いでした.メンバー全員そして特にアビオニクスのみなさん本当にお疲れ様でした.みんなスゴすぎです!ノイズを捉えた奇跡の瞬間をお見せします.


青線の左側の綺麗な波形が正常,右側の山がノイズです.こいつが非常系を誤動作させていた諸悪の根源です...非常に地味ですね.笑
でもこれで僕らは大きく前進できたんです!冗談抜きで.
捉えた瞬間はその場に居合わせた一同ほんとに興奮してました.

そして,満を持して,先日10月31日に第三回目の地上燃焼試験に挑みました.


結果は・・・
大成功!


左図が正常燃焼の様子です.美しい火炎です.すごい迫力!
成功の瞬間,歓声が湧きました.自分も思わずガッツポーズでした.笑
右図は燃焼後に非常系がちゃんと動作するかを試験した様子です.今度はちゃんと言うことを聞いてくれました!

大迫力の動画を下記URLからご覧になれます.
http://www.youtube.com/watch?v=yXrNEc51Yd0



たくさんの壁にぶち当たって,突破し成長し続ける宇宙システム研究室は,今後さらに勢いを増して12月計画の飛行実験に挑みます!!


メンバー各位.第三回地上燃焼試験本当にお疲れ様でした!みんなで掴みとった価値ある成功に乾杯!!しかし,これからが本番です.しっかり気を引き締めていきましょう.

本ブログを見ていただいている皆様,これからも宇宙システム研究室を応援よろしくお願い致します.
申し遅れましたが,伊多倉はみんなに支えられて本プロジェクトの統括を務めています.笑





2012年11月3日土曜日

「C'Space 2012」結果報告

宇宙システム研究室 修士1年の加藤です.
大変遅くなりましたが,8月25日(土)~9/1日(土)にかけて
フランスで行われたロケット打ち上げ競技会「C’Space 2012」における
Kyutech Space Club の打上げ結果についてご報告いたします.




8月30日 フランス ボルドー近郊のBiscarosseにあるミサイル実験場にて,
打ち上げは無事に成功しました!









GPS・高度・速度・加速度・姿勢・制御量等の各種データを見事取得し,
今回新たに採用した回収システムも予定していたタイムシーケンス通り
動作してパラフォイルを完全に開傘させることが出来ています.



しかし,パラフォイル開傘後に機体がスパイラル飛行に陥り,
誘導制御を確認することなく着地する形となりました.



機体に搭載したカメラおよび制御量のデータより,
制御用のラインを引いて制御を行おうとしていることは確認できています.
今回のフライトの最大の原因として,制御量を過大に設定していたこと,
制御則に機体の姿勢データを使用していないことなどが考えられます.
詳細については現在も検証中です.



機体は一部損傷した箇所がありますが,ほぼ完全な形で回収しました.
下記のリンクより打ち上げ時の動画を再生することができます.
http://www.youtube.com/watch?v=qvaYRVYquZU




ミッションである自律誘導制御を成功させることは出来ませんでしたが,
予定していたデータをほぼ完全に取得することが出来ました.
今後は得られたデータを学術的に発表して役立てていくと同時に
スパイラル飛行の原因を追究し,次に繋げたいです.


今回無事に打ち上げが成功したのは,支えてくださった皆様のおかげです.
多くのご声援,本当にありがとうございました!!