今回は本研究室で研究・開発を行っている
有翼ロケット実験機「WIRES」についての報告です.
4/5にWIRES#014の第二回地上燃焼試験を行いました.
WIRES#014は航法誘導制御システムに関する要素研究の
飛行実証を目的としており,北海道大学が研究開発を行なう
CAMUI型ハイブリッドロケットエンジンを搭載しています.
試験の目的は下記の通りです.
・CAMUI型エンジンを実機に搭載しての推力計測
・各構造の強度確認
・燃焼後に回収システムが作動することの確認
・飛行実験に向けた打上げ手順の確認
第一回地上燃焼試験を 2011/02/29 に行いましたが,
燃料供給システムが正常に動作しなかったことや回路の不具合により
異常燃焼および非常系システムの不時動作という結果に終わりました.
今回はそのリベンジです.
場所は福岡県北九州市小倉南区 平尾台の駐車場 |
ランチャーを組み立て中 |
管制車内の様子.各班への指示や機体の監視, エンジン点火等の指令はこちらから行います. |
機体の最終チェック |
機体をランチャーへ |
ランチャー立ち上げ |
万が一に備えてランチャーをワイヤーで 地面に固定します.安全第一です. |
セッティング完了! |
燃焼開始!想像以上のすごい音です |
非常系システムが動作してしまいました |
燃焼開始後約1秒間は正常燃焼が見られたのですが,
1秒経過した後に非常系が不時動作し,燃焼停止
および減速シュートの放出が行われてしまいました.
これらの原因を調査したところ,プログラム上のミスが
明らかになってきました.今後アビオニクスに関しては振動試験等を
繰り返し行なうことでシステムの信頼性を確保していきます.
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